こんにちは、海月いおりです。
今回はナタくんが利用している「児童発達支援」についてお話します。
児童発達支援とは
児童発達支援とは、厚生労働省の管轄で行われている障害児通所支援の一つです。
小学校就学前(6歳まで)の障害のある子供が通って、支援を受けるための制度です。
身体的・精神的機能の適正な発達を促して、日常生活及び社会生活を円滑に進めるようにするために行います。
それぞれの障害の特性に応じた福祉的、心理的、教育的及び医療的な援助をします。
毎日通所する場合と、数回通う場合があり、当該の子供の発達度合や保護者のニーズによって変動します。ナタくんは地域の相談員にモニタリングをしてもらい、私のニーズと相談員が思う必要日数を合わせて通所回数を決めています。
よく混同される「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」ですが、違いは対象年齢です。
児童発達支援は小学校入学前の未就学児を対象にしており、放課後等デイサービスは小学校入学した6歳から18歳までの就学児が対象となっています。
障害児通所受給者証
法律に定められた福祉サービスや医療を受けるためには「受給者証」とういうものが必要になってきます。
児童発達支援や放課後等デイサービスを利用する為には「障害児通所受給者証」を交付してもらう必要があります。
この受給者証はお住まいの自治体(市区町村)で発行されます。
自治体によって必要書類が異なりますのでご確認ください
受給者証を交付してもらうのに、療育手帳や身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っていなくても利用することはできます。
障害の確定診断が無くても、医師による意見書などにより自治体に申請して、面談などによって状況確認した上で認められた場合は受給者証が発行され、そこで初めて通所の申し込みができるになります。
ナタくんは申請当時は療育手帳を持っていませんでしたが、医師の診断書によって受給者証の交付を受けることができました。
利用料金は1割負担(世帯年収により上限あり)で、年少から年長の間は無料になります。決められた通所日数をオーバーすると実費です。
児童発達支援に結び付くまで
どうすればいいのか分からない
当時の私は児童発達支援という言葉すら知りませんでした。
でも、「療育」というものがあることは知っていました。
A保育園に通園していた時、駐車場で療育施設の車を見かけました。
障害を持った子が療育を終えて保育園に戻ってきていたのです。
ナタくんもここに通わせたいのよ!
そう思いましたが、何をどうすればそこまで結びつくのか…何も知りませんでした。
ナタくんが2歳の時のお話です。
園長の言葉
当時A保育園には、既に支援に結び付いている子供の様子を見に、市役所の人が訪れていたようです。
1歳クラスの中頃、園長はその便に便乗してナタくんを見せて「この子は何か支援に繋げられないのか」と詰めかけたようでした。
そこで「児童発達支援」を紹介されました。
私は何か分からなかったのですが、何か支援に繋がるならそれに越したことはないと思い、市役所とやり取りや話し合いを続け、最終的に児童発達支援に結び付きました。
その児童発達支援が、私の思っていた「療育」でした。
今はあの時駐車場で見かけた車の療育施設へ通所できています。
まとめ
ナタくんは通所受給者証を使って2か所の療育施設へ通っています。
8時前に保育園へ連れて行き、9時前に療育施設の方がお迎えに来てくれます。
そして昼前まで療育を受けて、終わったらまた保育園に送ってくれます。
最初、送迎をどうしよう…と悩んでいたのですが、施設によっては送迎サービスを行っているところもあり、ナタくんは運よく2か所ともそのサービスがある施設に入れました。
申請する際にしっかり調べることが大切です
ナタくんは療育に通い出して成長したか…というと、正直良く分かりません。
療育、リハビリ、保育園…全てで体験したことが今のナタくんに結び付いていることは間違いありませんが。
ただ、療育のメリットは、保育園と違って基本1対1で対応してくれているところです。
※注 個別療育と集団療育があります。うちは個別療育です。
保育園での集団生活の体験、療育でのプロによる個別対応のバランスが良く、全体的に伸びている気がします。
まぁ何より、楽しそうに通所しています。
たまに見学に行くんですけど、生き生きしています。
最初の頃こそ泣いていましたが、楽しそうなのでグッドです。