こんにちは、海月いおりです。
先週、ナタくんは突然痙攣を起こして1日入院しました。
それに纏わるお話をします。
痙攣発作時のことを詳細に記載しておりますのでご注意ください。
突然の痙攣
朝いつも6時半に起こしに行きます。
寝起きは良く、この日も起きてニコニコしていました。
時間に少し余裕があったので、横になっているナタくんの隣に私も寝転んで頬っぺたをツンツンしていたのですが…その時、急に目を見開いたまま一点を見始めたのです。
様子がおかしいとすぐさま判断し呼びかけを始めると…ナタくんはそのまま痙攣を起こしました。
全身が硬直し、黒目が上を向き、唇は真っ青。
以前、熱性痙攣を経験していたので私も少し冷静にスマホで時間の計測。
ナタくんの体を横向きにして嘔吐対策。
結局、3分経つ頃に痙攣は治まりました。
保育園行けないね…ということで夫と交代で休みを取って様子見をしました。
以前痙攣を起こしたことがあり、5分以内に治まれば様子見と医者から指示を受けていたため様子見です。初めての痙攣は5分以内でも必ず病院を受診してください。
痙攣に警戒
痙攣を起こした後、眠たいのに眠れないのか…体調が良くないのか…。
午前中は泣いたり寝たりの繰り返しでした。
熱は無いし、風邪を引いているような様子も無いので何だろう…と思いながら様子見をしていました。
午後からは泣き止み、起き上がるような動作を見せたので布団から出して自由にさせ、ナタくんが大好きなサカナクションを少し見せました。
そう…午前中の様子は嘘かのような元気さ。
ふん!ふん!と元気に足をバタバタさせ、もう完全にいつも通りでした。
朝のは何だったんだろう?と不思議に思いながら、ナタくんが大好きなサカナクションを見たり、一緒に遊んだりしました。
6時半の痙攣を最後に起こらなかったので、もう大丈夫だと。
私は完全に油断をしていました。
2回目の痙攣
18時頃、夕飯の準備でキッチンに移動。
キッチンからはナタくんの様子は良く見えるので、遠くから見たり、料理の合間に少し遊んだりしていました。
そして18時半頃。丁度ナタくんと遊んでいる時…ナタくんが一点を見つめて固まりました。
…やばい。
直感でそう思い、ナタくんの体をトントンしながら呼びかけをしますが…。
何も反応はなくて…そのまま痙攣は始まりました。
うつ伏せの状態でそのまま硬直してしまい、首も足も後ろに引っ張られる感じで見るからに苦しそうです。
やばいやばい……
この辺の記憶は曖昧ですが、まずはすぐに今の時間を確認しそれから何とかナタくんの体を横向きにさせました。
それからおよそ4分後…痙攣が治まる気配がありません。
朝よりも長いと感じ、次の行動。
以前の熱性痙攣の時に「痙攣を抑える座薬」を貰っていたので、その座薬を挿入しました。
治まれ…そう願うも、そろそろ5分。
もうダメだ、そう思いすぐに消防へ連絡をしました。
救急搬送
消防への電話が終わる頃にはナタくんの痙攣も治まりました。
しかし震えが治まっただけで目は開いていません。
呼吸していることを確認し、声掛けを続けます。
すると、ナタくんが急に起き上がり座ろうとし始めました。
「あ、ナタくん!寝ときなよ」
そう言いながら体を支えようとすると、そのまま脱力してパタリ。
そしてまた座ろうとして…パタリ。
もう一度座ろうとして…パタリ…。
最後はパタリと倒れたまま動かなくなり、そのまま眠りました。
(これ…自分の意志で座ろうとしていたわけでは無いんだ…)
痙攣発作が継続していることを確信しました。
再び呼吸の確認。
呼吸は大丈夫そう…。
大丈夫だと確信した私はナタくんから少し離れ、救急車で病院に向かう用意を始めました。
そして5分もしないうちに夫が帰宅し、その後救急車も到着です。
救急隊員の方に症状や既往歴、持病などを説明している最中、別の方がナタくんに声掛け、酸素や瞳孔、脈の確認をしていました。
ナタくん、呼び掛けても体を仰向けにしても、何しても目を覚まさない…。
寝ているのか意識が無いのか…全然分かりません。
夫に救急車に乗ってもらうことになり、ナタくんを抱えて貰うと…そこで「う~ん……」という声を上げました。
それでも目は閉じたまま。
不安だらけでしたが、夫と救急隊員の方にナタくんは任せて、私は入院準備などをして病院で合流することになりました。
入院
搬送先は発達遅滞で日頃かかっている総合病院でした。
車で病院に向かい救急外来に行くと、診察室からナタくんの泣き声が漏れて聞こえていました。
泣き声がいつも通りで一先ず安心。
その後、夫とナタくんと合流できました。
救急車の中では家出た時と変わらずボーっとしている感じだったようです…が。
そんな様子も、病院着いて採血すると一変。
そこから泣き出したようです。
痛みで意識が戻ったのかどうか分かりませんが、とりあえず一安心。
色々検査をして入院手続きを済ませ、病棟に移動しました。
痙攣発作の影響で眠りが深く、病室着いて眠ってから朝までぐっすり眠り、看護師さんと普通のトーンで会話をしても起きないナタくんを心配しつつ…の一晩でした。
まとめ
入院中は痙攣が起こることなくいつも通りだったので、すぐ退院できました。
その後は家でも痙攣が起こることなく過ごせています。
ただ、次いつどのタイミングで起こるか分からないので気は休まりません。
「てんかん」を疑って、リハビリを受けている病院の方で色々検査をすることになりそうです。
ナタくんの痙攣は「熱性痙攣」が初めてで、それ以前に一度「てんかん」疑いで脳波を取ったことがありますが、その時は問題ありませんでした。
ナタくんは脳室拡大があり、それによって「てんかん」が発症する可能性もあると言われていますが、こればかりは分かりません。
今回の「無熱性痙攣」が何なのか原因が特定出来たら良いんですけどね。
参考:痙攣が起きたら
痙攣が起きたら体を(難しければ顔だけでも)横にする。(嘔吐などによる窒息を防ぐため)
衣服を緩める。
周囲を確認して危険な物があれば退ける。
時間を測る。
5分以内に治まれば様子見をして、落ち着いたら病院を受診する。
5分以上継続したら119番に電話をして救急車を呼ぶ。
痙攣発作中は体を揺さぶらない。
口に箸などの棒を咥えさせない。