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過去の話

保育園のこと②

療育手帳の取得

2歳児クラスに上がる前。

ナタくん(2歳7か月の時)は重度知的障害者として療育手帳を取得しました。

市役所の人の話では、手帳があれば加配が付けられると。

そう言われ即保育園に報告。

「次のクラス上がったら加配付けられます」

加配が付けば、ナタくんが放置される時間も減るのではないかと期待しました。

(以前から加配を付けて欲しいと言っていたのですが、手帳が無い障がい児がクラスに3人揃ったら初めて1人付けられると言われました。当然3人もいない)

4月の進級式の日

前のクラスで副担任をしていた先生が、今回のクラスでも副担任。

その先生に「ナタくんをメインで担当することになったんです!お願いします!」

と挨拶されました。

その先生はナタくんも懐いており、優しい人だったので安心しました。

ただ、副担任なのにナタくんをメインで担当というところがその時は引っ掛かりましたが。

…ビンゴでした。

副担任の業務しながらナタくんをメインで見ることは出来ないのです。

帰りナタくんを迎えに行ったときにその先生からの報告で

「今日は私ナタくんのこと見ていないんですけど…」と言われることが多々。

見てないじゃん!!!!

結局、加配なんて付いていなかったのです。

保育園からの相談

2歳児クラスも折り返しになってきた頃

保育園から相談されました。

この頃のナタくんは椅子からの掴まり立ちが得意になっており、座っていてもしばらくしたら立ち上がることが増えました。

言葉も通じないので「座ってね」と言っても反応はしません。

「ナタくんですけど、活動や給食の時間に立つので困ります。ベルトとかありませんか?」と。

ベルト。

いやあるけど…チェアベルト。

座位が安定しない時に購入して使っていましたが、安定するようになってからはずっと封印していました。

「座って活動する時だけ使うんで、持ってきて頂けると助かります」

ま、まぁ

活動中や給食の時に立つと先生も困るだろうし…。

その時くらい良いかな、と思い持たせました。

なのに…

迎えに行く度、ナタくんは椅子に座らされてベルトで固定されているではありませんか。

私の迎えが17時過ぎと遅いので、全クラスの子が集まって自由に遊んでいるのですが…。

その中、ナタくんだけ固定されているのです。

気になっていましたが、臆病者で言えませんでした。

ナタくんには本当に申し訳なかったです。

【関連記事】

保育園のこと① – 発達遅滞ナタくんの日常

保育園のこと③ – 発達遅滞ナタくんの日常

保育園のこと➃ – 発達遅滞ナタくんの日常

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